- 人間が無意識に持っている先入観を知りたい
- 人生をよりよくしたい
- 自分らしく生きたい
- 人に振り回されたくない
とにかく知っていて損はないです!
1、「バイアス」ってなに?
2、バイアスの恐ろしさ(例:自己中心バイアス)
3、超重要!!表現の仕方で意味が変わる?「フレーミング効果」
4、危険! 進歩出来なくなってしまう「現状維持バイアス」
5、自分の未来は自分で決めろ!「コントロール欲」
6、まとめ
「バイアス」という言葉を聞いたことがある人はいるのではないでしょうか
weblioによると
weblioより引用
つまり、バイアス=偏見や先入観という意味です。
とある夫婦の会話をです
いっつも家事手伝ってくれないじゃん
え? そっちこそもっと家事やってよ
いつもあなたが家でゆったりしてる間にどれだけ家事してると思ってるの?
あのぐらい別にいいじゃん 家族が生活出来てるのは俺が稼いでるからだぞ?
私のほうが頑張ってますーーー!!
いや、俺のほうが頑張ってる!!!
この会話は自己中心バイアスが働いています
自己中心バイアスの意味は、
過去の事実を自分の都合のいいように改変し、解釈してしまうこと。
他者よりも自分のほうが貢献度が高いと評価すること。
(心理学用語大全より引用)
この例の場合の自己中心バイアスは、
お互い全ての行動を知っているわけではないのにもかかわらず自分ばかり頑張ってると思い込んでしまう
ということです
バイアスが働いてしまうことを知っていれば、お互いの頑張りを尊重し合えることも出来たかもしれません
自己中心バイアスは他にも沢山あります
バイアスのことを知っておくだけで無駄な争いを避けることが出来たり、判断がしやすくなったり
様々なメリットがあります
この記事では著者が知るだけでためになるバイアスを三つ紹介します
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三つの中で最も重要なバイアスです!
さてここで質問です
Q:コップの水は 半分しか入っていないか 半分も入っている どっちでしょう?
A:どっちも正解です
価値観によって表現が変わってしまうのです
不思議ですよね
ほんの少しの表し方の違いで意味が全然変わってくるのです
ここでフレーミング効果がどういうものかを説明しておきます
フレーミング効果(Framing Effect)とは、同じ意味を持つ情報であっても、焦点の当て方によって、人はまったく別の意思決定を行うという認知バイアスのことである。情報のどこにフレームを当てはめるかによって、意思決定が異なることからフレーミング効果と呼ばれる。
みずほ証券×一橋大学 ファイナンス用語集より引用
フレーミング効果を上手く使うことが出来ると
嫌な出来事の意味の解釈を変えたり、失敗を引きずるのを止めることが出来たり
良いことが沢山あります
l意識してネガティブな言葉をポジティブな言葉に変えてみましょう
人は考えれば考えるほどその思考が定着していきます
無理やりにでもよい意味に変えていれば今よりもポジティブ思考に近づくと思います
物事は表裏一体であり、悪いものは悪い
ということはありません
その時の嫌だった経験が後に役立ったりすることもあります
現状維持バイアスとは、
変化によって得られるものよりも失うもののほうが大きいと考えてしまう
心理学用語大全より引用
というものです
例を挙げると
- 異性に話しかけたいけれど、嫌われそうだから話しかけるのを止める
- 今の職場が嫌で、転職しようと思っているのに出来ない
- 新しいことを始めようとしてもなかなか始められない
現状維持バイアスは原始時代のころの名残です
新しい地へ出向くことは、大きなリスクを伴うためそれを無くすために現状維持バイアスがかかっていました
ですが、現代は新しいことをしても命の危険はほとんどありません
現代を生きる私たちには必要のないバイアスなのです
対処方法は
その行動をするメリットとデメリットを紙に書きだす
ことをお勧めします
紙に書き視覚化することで、客観的に捉えやすくなり、
その行動をするメリットが明白になるのでとてもおすすめです
もう一つは、その行動を起こさなかったら自分が後々後悔しないか?
と自分に問うことです
もしすこしでも、もやもやしたり、後悔するかもと思うようならば行動したほうが、
たとえ失敗したとしても後悔は少ないと思います
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まず、コントロール欲についての二つの実験を紹介します
被験者である老人ホームの入居者に観葉植物を配った
Aチームの老人は、自分で植物の世話をしてもらう
Bチームの老人は、職員が世話をする
結果 半年後
Aチームの老人は、15%の人が亡くなった
Bチームの老人は、30%の人が亡くなった
学生が定期的に老人ホームを訪問します
Aチームの老人は、学生の次の訪問日と滞在時間を自由に決めてもらう
Bチームの老人は、学生が次の訪問日と滞在時間を告げる
結果 2か月後
Aチームは健康で活動的で、薬の服用量が少なかった
…しかし実験終了後の数か月後
Aチームの死亡者数が極端に多かった
(実験終了後、コントロール権を奪われたため)
(参照 ハーバード大学 社会心理学者エレン・ランガーと心理学者ジャスティス・ロディンの実験
図解 元ベーション大百科 から引用)
自分でコントロール出来ると、健康で幸福に生きることが出来るということです
皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか
例えば
テスト勉強をやらされていると思っていると、モチベーションが続かないのに、
自分でテスト勉強を頑張ろうとしたら長く勉強出来たり
国語で読まされる文章はつまらないのに、自分が選んだ本はすぐ読んでしまったり
つまり、他人にさせられている感覚から
自らしている 自分でコントロール出来る感覚が重要です
フレーミング効果を使い意味づけを変え、コントロール欲を使っちゃいましょう!!
他人に流されず、自分でこれでいいかきちんと考えて
自分の意志で物事を決めて、健康で、幸福な人生を
ぜひ、歩んでみてください
・無意識に働いているバイアスがあることを知ろう!
・辛いことや大変なことが起きても、まずは言葉だけでもいいので、意味づけを変えよう!
・現状維持バイアスにかからないように、「この行動をしなかったら後々後悔しないか」と考えて行動しよう!
・自ら行動を選び、そして決め、コントロール欲を刺激しよう!
- 参考資料
- 図解 モチベーション大百科
- 図解 心理学用語大全
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